シーリング工事の手順とは 外壁塗装工事と組み合わせよう

戸建て住宅においてサイディング張りの外壁が目立ちます。

外観を美しく保つためには外壁塗装工事を行いますが、同時に「シーリング工事」も必要になります。今回は、その手順についてご紹介します。

シーリング工事について

戸建て住宅の外壁を観察してみてください。外壁とサッシの隙間、サイディングボード間に目地があります。

この隙間をそのままにすると、雨水が入り込んでしまいます。そのたも、防水性・気密性を確保するためにシーリング工事を行います。

なお、シーリングとはゴム製の粘着素材です。シーリング工事を行うことによって、サイディングボードやサッシの隙間が埋まり、雨水の侵入を防ぐことができます。

外壁塗装でのシーリング工事の手順

・洗浄
・シーリングの打ち替え
・外壁塗装（防水塗装）

この手順で行うことが一般的です。

シーリング工事の手順

・シーリング材の除去
・養生

・プライマー塗布（下塗り剤）
・シーリング材の充填
・乾燥

古いシーリング材を除去してから、まわりの外壁（サイディングボード）に付着しないようにマスキング。

そのあと、下塗り剤を塗ってシーリング材を充填します。乾ききる前にマスキングテープを剥がして乾燥させます。

外壁塗装工事の手順

では、外壁塗装と同時進行になる場合のシーリング工事について見てみましょう。

・足場仮設
・高圧洗浄
・下地補修
・シーリング充填

・養生
・外壁塗装下塗り
・中塗り
・上塗り
・乾燥

シーリング工事を行ってから外壁塗装という手順です。

なお、外壁塗装やシーリング工事についてDIYで実施できるのかも気になるはずです。

できないことはありません。

ただし、専用の道具が必要です。手順通りに作業を進めたり、高所での作業になるため危険が伴います。

シーリング工事の工法によっては剥がす作業も必要になったり、状態によっては外壁材そのものの張替えが必要になることもあり得ます。

技術的問題もあるので、キレイに充填できなければ見た目も悪くなります。

結果、雨漏りがしやすい外壁塗装工事になる可能性も。できるだけ塗装会社に依頼するのが間違いないでしょう。