ベランダの防水工事 異なる2つの施工と、必要になる見積もり

ベランダの防水工事をないがしろにすると、雨漏りが起きやすくなります。

結果的に、住宅の寿命を短くしてしまう可能性があります。ここでは、ベランダに施すべき工法についてご紹介します。

異なる工法について

ベランダに施工できる防水工事は、次の2つになります。

・FRP防水
・ウレタン防水

FRP防水とウレタン防水がベランダの防水工事として提案されます。

FRP防水もウレタン防水も、下地の上にプライマーを塗布し、そのあとからFRPシートの接着やウレタン塗料の塗布を行い、最後に上塗りとなるトップコートを塗ります。

FRP防水とウレタン防水の違いは？

FRP防水は、FRP（繊維強化プラスチックス）に樹脂を浸し、硬化させた材料を使用して防水層を形成します。

ウレタン防水は、下地に液体状のウレタン樹脂を塗布し、防水層を形成します。

一短一長ありますが、狭小部や複雑な形状をしたバルコニー、屋上、ベランダなどにおいて、シームレスな防水層を形成できるのはウレタン防水だと言われています。

どちらも、耐久性に優れ、水や湿気に強いといった特徴があるため、防水工事には必要な工法です。しかし、職人でなければ均一に塗料を塗布することが難しいと言われています。

防水工事は見積もり依頼

ウレタン防水工事もFRP防水工事も、行う場合には必ず業者に見積もり依頼をしたり、相談して現状を調査してもらいましょう。

劣化診断によって費用も大きく異なるほか、どのような工法が適しているかを判断しやすくなります。

下地処理まで必要になる場合には、それだけ費用もかかるため、数社から相見積もりを取ることをおすすめします。

ベランダ、バルコニー、屋上などの場所によって異なる防水工事が必要になるので、事前に必ず相談し、住宅性能を延ばすことを検討しましょう。