ー建物の防水工事 雨水の侵入を防ぐために必要なこととは？ー

今回は、防水工事の内容についてご紹介します。雨漏りを防ぐための情報なので、参考にしてみてください。

防水工事とは

建物の屋上、屋根、ベランダ、バルコニーなど雨や雪にさらされる場所を雨水から守る施工のことです。一般的にはコンクリートでできた建物に施工します。

防水工事の内容

ここでは、一般的な防水工事の内容についてご紹介します。

下地処理

傷んだシーリングを撤去したり、シール擦り込み、低圧注入などの工法にて下地をはがして補修します。上からコーティングするにしても、防水効果を高めるためにこの下地処理は非常に重要な内容です。

防水シートを張ってから塗装

シートを張るときには、密着性を高めるためにプライマーを塗布します。仕上がりに違いも出るため必要な施工です。防水層を形成し、塗料を塗布します。丁寧さから言えば、防水層を2回施工する場合もあります。

戸建て住宅の防水工事について

一般的な住宅ではサイディングやモルタル外壁が多く外壁材に使用されています。もちろん、この外壁によって雨水の浸入は防げるのですが、割れ、シーリングの劣化、サッシと外壁材の隙間などからも雨水が浸入することもあります。そこで、防水シートによる防水工事を行います。

外壁が割れていない場合でも油断禁物。シーリング工事を行っておかなければ、防水機能は弱まってしまいます。なお、シーリングとは、外壁ボード間のつなぎ目を埋める弾性のある材料です。防水性と機密性を確保することを目的とした施工を行うことにより、隙間からの雨水の侵入を防ぐことができます。

メンテナンスとしては屋上やベランダへの防水シート施工ならば5年に1度程度でトップコートのみの塗り替えをおすすめします。検査・点検などでメンテナンス時期をはかるのも良いでしょう。